意外な組み合わせで青汁をもっとおいしく、もっと健康にする

青汁といえば苦くて臭い飲み物を健康のために我慢して飲むものと思っていませんか?飲みにくいことから罰ゲームとしてもちいられていたこともありますが、今は飲みやすい製品が増えてきました。年配の健康志向の方だけでなく、今では若い女性が美容やダイエットのために飲んだり、子どもの健康と成長促進のために与えたりしています。人気の高まりとともに青汁の飲み方にも変化が現われ、意外な方法で青汁を使うものもあります。この記事では青汁と意外と相性が良い飲み方、組み合わせについて紹介します。

青汁は飲み物、デザート、スープ何にでも使える

青汁を水で溶かして野菜本来の味を楽しみたい方、牛乳や豆乳で混ぜて野菜独特の苦みや青臭さを消して飲む方など、青汁の飲み方は人によってさまざまあります。しかし、「青汁にはこれが合うがこれは合わない」と決めつけてしまってはいませんか?「お酒に青汁」「ココアに青汁」これらは意外性があり一見合わなさそうですが、相性が良い組み合わせです。また、青汁は工夫がしやすい健康食品で、飲み物として以外にデザートにしたり、スープに加えたりして料理の幅を広げるアイテムでもあります。以下、意外性のある組み合わせやレシピを紹介します。

青汁に混ぜるのは水や牛乳だけじゃない

お酒好きのための甘酒青汁

お酒好きのためお酒を飲みすぎてしまい、飲むたびに二日酔いが気になる方におススメなのが甘酒青汁です。甘酒に加えることで青汁の苦みが消されてほんのりと甘さが残るので、青汁が苦くて飲みにくいイメージを持っている方でも甘酒青汁なら飲めます。

青汁の効果はアルコール分解を助けるナイアシンや悪酔いを防ぐビタミンCが含まれているので、二日酔いの予防に効果的です。また、糖質を代謝してエネルギーに変えるビタミンB1もアルコールの分解に必要になりますが、アルコールを摂りすぎると不足します。ビタミンB1が不足すると身体が疲労回復できずだるさを覚えるようになります。しかし、甘酒青汁を飲むことでこれらのビタミンを補給できるので、二日酔いになったり疲れが残ったりするリスクを下げることができます。
また、青汁には血糖値の上昇を抑える効果がありますので、糖尿病の予防にもなります。

緑のココア

冬場に人気のココアに青汁を入れて飲んでみるのはいかがでしょうか。青汁にココアを入れると苦みを消して甘く優しい味に変えてくれます。水で溶かしただけの青汁だと身構えてしまいますが、ココアを入れることで抵抗なく飲みやすくなるので、だれにでもおススメできます。ココアといっても青汁を入れているので緑色のココアになりますが、見た目のギャップとは違い相性の良い飲み合わせです。

ココアの成分といえばカカオポリフェノールで、生活習慣病の予防に効果的な成分です。カカオポリフェノールには抗酸化作用がありコレステロールの酸化を抑えて血管にコレステロールが血栓を作るのを防ぐので、高血圧や動脈硬化を予防できます。また、ガンの原因となる活性酸素を除去するのでガン予防も期待できます。
糖尿病やダイエット中の方で糖分が気になる方は、ピュアココアという砂糖を抑えたものを選んで飲んでください。

青汁きな粉のラッシー

豆乳に青汁を入れて飲む方法は多くの方がされています。青汁の苦みが緩和されて大豆イソフラボンも摂取できるので、女性に人気の飲み方です。一方で大豆イソフラボンは摂取したくても、豆乳のニオイが気になる方もいらっしゃいます。そんな方にはヨーグルトに青汁ときな粉を入れて作るラッシーをおススメします。

青汁ときな粉は合わなさそうですが相性が良い組み合わせです。青汁が苦手な方の多くはニオイが原因ですが、きな粉を入れることで芳ばしい香りに変わります。もし甘味を加えたい場合ははちみつやオリゴ糖を入れても違和感なくおいしくいただけます。さらにヨーグルトを入れてラッシーにすれば子どもでも飲めるようになります。

青汁きな粉ラッシーは青汁のビタミン、ミネラル、食物繊維に加えて、たんぱく質とイソフラボンが摂れます。栄養バランスが良いので偏った栄養になりがちな食生活の方におススメです。また、大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをするため、肌や髪の毛のハリやツヤを保つ効果がありますし、更年期障害対策にもなります。

青汁はデザートとしても使える

青汁ホットケーキ

野菜嫌いの子どもでもホットケーキなら喜んで食べてくれます。青汁を入れると青汁の苦みやニオイが気になりますが、こんがりと焼くことで青汁のニオイが消えますし、ケーキの甘味で苦みも気にならなくなります。もし、苦みを感じてもはちみつやメープルシロップを塗ることで甘味を調節できます。最近の青汁はお茶が含まれているものがあり、青汁が入っているといわなければ抹茶風味のホットケーキといっても差し支えないくらいです。青汁ホットケーキは子どものおやつにいかがでしょうか。

ちなみに作り方は簡単です。卵と牛乳を溶いた中にホットケーキミックスと青汁を入れてさらにかき混ぜます。それをフライパンで両面焼けば完成です。普段のホットケーキを作る方法と同じで、ホットケーキミックスを入れるタイミングに青汁を同時に加えるだけです。手間がかかりませんので、子どもの野菜不足解消に有効です。

青汁寒天ゼリー

青汁寒天の特徴は低カロリーなのに栄養価が高くて、さらにダイエット効果が期待できるということです。効果を具体的に説明すると、青汁と寒天には食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は余分な糖分や中性脂肪の吸収を抑制する作用があります。また、消化されない成分で、胃や腸に到達すると水分を吸収して膨張するので、食欲を抑える効果もあります。青汁寒天ゼリーはいくら食べても太る心配がありません。むしろダイエット効果を促進してくれるので、ダイエットをしたい方は積極的に食べてください。

材料:水400ml、寒天4g、青汁粉末6g
作り方は

  1. 水と寒天の素を入れて火にかけます。
  2. 吹きこぼれに注意しながら2分程度煮溶かす。
  3. 火を止めて、青汁を投入してかき混ぜる。
  4. 容器に入れて冷めたら冷蔵庫に入れて、固まったら完成。

これも意外。青汁でスープを味わう

スープの素を使って簡単青汁スープ

市販されているコーンポタージュやオニオンスープの素に青汁を混ぜていただきます。スープに青汁を入れるのは合わなさそうですが、市販のスープはしっかりとした味がついているので青汁の苦みが気にならなくなります。また、スープにはさまざまなダシが入っているので、コクのある青汁スープを味わえます。

スープで青汁を飲む際は注意点があります。青汁に含まれている成分には熱に弱い成分がありますので、熱湯を直接かけてスープと青汁を溶かすのは避けるようにしましょう。せっかく青汁を飲んでもビタミンB群やビタミンC、酵素などの栄養素が破壊されます。上手に青汁の栄養を補給するためには人肌程度の温度で溶かすようにしましょう。

本格的な青汁みそ汁

みそ汁に青汁を入れるのは意外性が高いですが、味に違和感はなくおいしくいただけます。近年の青汁はケールのようなクセの強い原料だけでなく、大麦若葉や明日葉のような飲みやすいものもありますので、みそ汁の味を壊さずに飲むことができます。お茶の成分が入った青汁ならみそ汁がさわやかな風味を残すようになります。

青汁みそ汁のポイントは味だけでなく、栄養の高さです。青汁もみそ汁も栄養価が高いですが、一緒に飲むことで青汁のビタミンやミネラル、食物繊維とみそ汁のたんぱく質、脂質を摂れて栄養抜群のスープとなります。また、みそ汁の大豆にはレシチンという成分が含まれています。主な効果・効能は、コレステロール値を下げたり、新陳代謝を促進したり、脂質の吸収を抑制することからダイエット効果があります。
みそ汁を青汁と組み合わせることで相乗効果でより健康維持に期待ができるようになります。