カレーと青汁の相性は抜群!

野菜嫌いの子どもに野菜を食べさせたい、子育て世代の悩みで多いものの1つです。細かく刻んだり、味付けを濃くしたりして野菜の存在感を小さくする工夫は、野菜嫌いのいる多くのご家庭でされています。そんなお悩みをお持ちの方におススメなのが「青汁カレー」です。子どもや大人にも人気があり、野菜をしっかりと摂ることができる料理です。しかも、青汁カレーは健康や美容にも良いので、最近健康が気になる方や肌のハリに悩んでいる方もぜひ青汁カレーを作ってみてください。

野菜嫌いでも青汁カレーなら食べられる

子どもが野菜を嫌う理由は野菜独特の味や風味です。苦みであったり青臭さであったり消そうとしてもうまく消えません。子どもの野菜不足は深刻で、大人なら食卓に出して食べる機会を作れば嫌々ながら食べますが、子どもはそうはいかず簡単に解決できません。
そんな難しい問題は青汁カレーで解決できます。青汁カレーは普段のカレーに粉末の青汁を振りかけるだけで、煩わしい手間はありません。直接粉末をカレーに入れて大丈夫か心配になる方もいらっしゃるかと思いますが、心配はいりません。カレーはいくつもスパイスが入っていて様々な匂いが混在しているので、青汁の臭みを消してくれます。また、カレーは味が濃いことが多いので、青汁の苦みも目立たなくしてくれます。青汁の苦みや青臭さを消すのに最適な料理です。

青汁を入れて色が気になる方もいらっしゃるかと思いますが、最近はグリーンカレーやキーマカレーなどをよく目にするようになりカレーの形や色も多様化してきています。市販のカレーに青汁を入れて少々色が変わっても、子どもに気づかれることなくカレーを食べてくれることもよくあります。
なお、カレーに入れる青汁は苦みやニオイの少ない大麦若葉や明日葉が原料の青汁を選ぶことをおススメします。ケールは苦みやニオイが強いため、回避した方が無難です。

青汁カレーは健康と美容に効果的

青汁が健康に効果的なことは有名ですが、美容やダイエット、生活習慣病にも効果があります。青汁は野菜不足を単純に解消するだけでなく、身体の様々な悩みを解消するきっかけになる健康食品です。そして、カレーもまた様々なスパイスが入っていて健康や美容に良い食べ物です。青汁とカレーを同時に食べることで、相乗効果があったり、補完し合ったりしてより嬉しい食べ物になります。

カレーの効果

カレーに入っているスパイスは、昔は薬として使われていたものがあるくらい身体に良いものです。例えば、コショウやシナモン、ナツメグは何百年も前に日本に入ってきたときからずっと薬として利用されていました。

食欲増進

食欲不振に陥っているときに無理矢理カレーを一口食べてみて、なぜかスプーンが進んだ経験がある方もいらっしゃると思います。カレーに入っているスパイスが嗅覚や味覚を刺激することによって食欲を沸きあがらせます。夏場や疲れがたまって食欲が湧かないときは、食べやすいカレーうどんを食べることで栄養を補給する方もいるくらい、カレーは食欲を増進する効果が高い食べ物です。

新陳代謝がアップ

カレーに含まれている香辛料には体温を上げる効果があるので、代謝で消費されるエネルギー量が増えます。新陳代謝がアップすることによる効果は消費エネルギーが増えるので脂肪燃焼量が増加する影響でダイエットがしやすくなったり、血行が良くなって冷え性が改善されたりします。また、血行が促進されることで、身体中に酸素がしっかりと供給されるようになります。内臓や細胞への酸素の供給量が増えると身体の機能が向上して疲れが溜まりにくくなったり、ターンオーバーがスムーズに行われて肌の調子が良くなったりします。

抗菌作用

カレーに含まれているショウガには抗菌作用があり、食事と共に入ってきたウイルスや細菌を退治してくれます。また、カレーに含まれているスパイスが、免疫強化に加えて ウイルスを減らしてくれるので病気になるリスクを減らします。

青汁の効果

青汁は緑色野菜を搾って作った健康食品で、ビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含んでいます。昔から健康のために飲んでいる方がたくさんいらっしゃいますが、美容にも効果があります。身体の不調や肌のトラブルに効果がある青汁の作用を説明します。

便秘解消

青汁に含まれている食物繊維が腸内環境を正して、便秘を解消します。便秘の主な原因は

  • 水分をなくして硬くなった便
  • 腸の機能が低下して蠕動運動が十分に起こっていない
  • 腸内で悪玉菌が増えている
  • です。しかし、青汁を飲んで食物繊維を適量摂取することでこれらの症状は改善できます。食物繊維は水分を含んで腸に届くことで水分量を適切にコントロールし便を柔らかくして便を運びやすくします。
    ダイエットをしている方に便秘の方が多いですが、実は腸内の内容物が少なすぎるのも便秘の原因です。しかし、食物繊維は腸内で膨張することで蠕動運動を活発化して排便を促します。また、腸内の善玉菌は食物繊維を食べることによって数が増加します。善玉菌の数が増えて腸内環境が正常になると便秘は改善され、免疫機能も向上して風邪などの病気にかかりにくくなります。

    生活習慣病の予防

    食物繊維は他にもデトックス効果があり、腸内の老廃物やコレステロールなどの不要物を絡めとって一緒に排出する 作用があります。腸内の老廃物は腐敗することでアンモニアなどの有害なガスを発する場合があり、ガンの原因にもなるため速やかに排泄する必要があります。食物繊維は老廃物と共に余分なコレステロールや脂質も排泄するので血中のコレステロールや中性脂肪が減り、動脈硬化や高血圧の予防・改善になります。
    また、食物繊維は糖の吸収を抑える作用があるので、糖尿病にも効果的です。

    青汁に含まれているビタミンA・C・Eは強力な抗酸化作用がある栄養素ですので、身体の老化の原因になる活性酸素を除去します。活性酸素は細胞を酸化させて傷つけガンの原因を作ったり、血中でコレステロールを酸化させて血栓を作り動脈硬化や脳梗塞などを発症させたりします。また 、肌荒れの原因になったり身体の様々な部位に不調をもたらしたりします。しかし、ビタミンA・C・Eの抗酸化作用が細胞が傷つくのを防いで生活習慣病を予防し、肌環境も良くします。

    青汁カレーの注意点

    野菜嫌いの方でも青汁カレーなら青汁が入っていることとは知らずに食べて野菜を摂取できることがよくあります。しかし、青汁カレーなら野菜が摂れると冷蔵庫で長期間保存して毎日食べようと考えている方は注意が必要です。青汁カレーに含まれている栄養素の中には空気に弱い性質のものがあるので、冷蔵庫で保存することで失われていきます。例えば、ビタミンCは冷蔵庫などでの長期保存に向いておらず、長く置いておくことで効果や性質が低下していきます。青汁カレーは冷蔵庫で長く保存せず、できるだけ早く食べきるようにしてください。

    青汁カレーの健康効果を最大限高める方法があります。それは朝食に青汁カレーを食べることです。朝起きたときは睡眠中エネルギーの補給がないので、身体は栄養を吸収しようと待機している状態です。そこに栄養価の高い青汁カレーを食べることで青汁の栄養素とカレーのスパイスの栄養をスムーズに吸収することができます。効果を上げたいならば、青汁カレーを食べるタイミングにも気を使ってみてください。

    カレーはご飯やトースト、うどんなどレシピが豊富なので飽きることがありません。青汁カレーを普段の生活に取り入れることによって健康と美容を実現してください。
    今回は青汁カレーについて紹介しましたが、他にも人気の食べ物ラーメンと青汁の組み合わせもおいしいと評判です。