青汁は美容の味方!

美容のためにできることといえば、普段のスキンケアやビタミンB群やビタミンCをサプリメントから補給することがあります。スキンケアやサプリメントは集中的なケアになりますが、身体の土台を立て直すことはできません。一時的なダイエットや美肌ではなく、健康的なダイエットやターンオーバーを正常に整えた美肌を目指している方は青汁を試してみてください。青汁は様々な栄養を含んでいるので部分的なケアではなく、身体全体に良い影響を与えます。この記事ではマズイイメージがある青汁をおいしく飲む方法も紹介します。おいしい青汁で健康的に美容を目指したい方は是非読み進めてください。

青汁で身体の内と外をキレイに

キレイになるために必要なことは何かご存知ですか?それは健康を維持することです。例えば、ダイエットをするとき無理な食事制限をすると一時的に痩せるかもしれません。しかし、十分な栄養を補給できていなければ身体を壊すだけでなく、肌がくすんだり老化が加速したりします。健康と美容はお互いにリンクしています。健康になろうとすれば美容にも効果があります。しかし、健康を顧みずにキレイにだけなろうとしてもキレイになれません。そこで、健康を維持しながら美容を実現するのに効果的なのが青汁です。

食物繊維の美容効果

青汁は健康食品なので健康のために飲むイメージがありますが、健康と同じくらい美容にも効果があります。例えば、青汁は豊富な食物繊維が含まれています。食物繊維の働きは主に3つあります。

  • 腸内環境の改善
  • デトックス効果
  • 余分な糖質や脂質の吸収をブロック

この3つの中で美容に効果がありそうなのは「余分な糖質や脂質のブロック」だけですが、実は3つすべてが健康と美容に密接に関わっています。

腸内環境の改善

腸内環境が整えば便秘が解消されます。ダイエットをされている方は便秘がちの方が多いです。それは食事制限によって腸の内容物が少ないため蠕動運動が縮小して排便がスムーズに行えなくなっているからです。しかし、青汁に含まれる食物繊維は水分を吸収してジェル状になり、腸内の内容物を柔らかくしてスムーズに腸内を流れるように作用します。また、便をカサ増しする作用もあるので腸内が刺激され蠕動運動が活発になり便秘解消をサポートします。
便秘が解消して腸内環境が良くなると、腸内に老廃物がなくなるので栄養の摂取が効率的に行えるようになります。吸収できる栄養が増えればその分身体に送れる栄養を増やせるので、内臓や細胞は活性化します。すると身体の機能が向上し健康的になりますし、ターンオーバーが正常に戻り肌にハリやツヤが戻り肌トラブルも起きにくくなります。

デトックス効果

食物繊維は腸内で老廃物や腐敗して毒素となった内容物を絡めとって排泄する働きがあります。
便秘によって腐敗した内容物はそのまま腸にとどまるとアンモニアなどの毒素を発します。腸内環境がさらに悪化する他に、腸内に溢れた毒素は血液の循環によって全身に流れていきます。身体を駆け巡る毒素はニキビや吹き出物として肌を荒らしたり、口臭や体臭などのようにガスとして現われたりします。しかし、青汁を飲んで食物繊維を摂取することで腸内の老廃物が排泄されるので腸内はキレイになり、肌トラブルや口臭・体臭は改善されます。
また、腸は免疫細胞の約6割が存在しているといわれているので、腸内環境が良くなると免疫力が向上します。

余分な糖質や脂質の吸収をブロック

食物繊維は消化器内で膨張する働きがありますので、胃で膨らむことで満腹中枢を刺激して無理をせず食事の量を減らすことができます。また、食物繊維が腸内で膨らむので、腹持ちがよく空腹感を抑制します。無理な食事制限をして身体を壊すのとは違い、自然な作用によってダイエットができるので、ストレスによる肌荒れや睡眠不足を防げます。また、食物繊維は腸内で余分な脂質を絡めて排泄する働きがありますので、肥満やダイエットに対しての効果は極めて高いといえます。

SOD酵素で身体のサビを取る

SOD酵素はスーパー・オキサイド・ディスムターゼという強い抗酸化作用を持った酵素です。多くの青汁に含まれている酵素で、老化や疲れの原因となる活性酵素を除去する働きがあります。活性酸素はエネルギーを代謝する際の副産物として生産されるので、常時身体の中に存在しています。しかし、量が過剰に増えると酸化作用によって細胞を傷つけて老化・シミやソバカス・ガンや糖尿病などの生活習慣病を引き起こします。しかし、青汁を飲んでSOD酵素を摂取することで身体の酸化を抑えることができ、身体のアンチエイジング対策ができます。
なお、酵素は熱に弱い性質がありますので、加熱処理製法の青汁に含まれていません。また、熱湯を注いで青汁を作った場合も酵素は失われます。青汁から酵素を摂取しようとする場合は注意して飲んでください。

青汁の成分が美容を徹底サポート

青汁は腸内環境を整えて身体の土台を整えたり、酵素の力で老化の原因となる活性酸素を除去したり身体の内からキレイになる成分が含まれています。さらに青汁は美容に直接作用するビタミンやミネラルも豊富に含まれています。これらの栄養素は身体の土台が整ったうえで摂取することで大きな効果を発揮します。美容に効果的な青汁に含まれる栄養素をいくつか挙げていきます。

ビタミンC

ビタミンCは「美肌のビタミン」といわれるほどで、美肌を維持する上で欠かすことができない栄養素です。有名な働きとして、ビタミンCはコラーゲンを生成するのに必要な成分ですので、不足するとたちまち肌のツヤやハリが失われます。また、メラニン色素を薄くする作用があるので美白効果があります。さらに、抗酸化作用があるので皮膚を強化してニキビなどの肌トラブルを抑えます。
また、ビタミンCは免疫を高めて風邪などにかかりにくくしてくれる栄養素でもあります。
ちなみに、ビタミンCは身体に溜めておくことができない栄養素ですので、健康や美容のために毎日しっかり摂取する必要があります。青汁を飲む習慣があれば毎日の栄養補給の大きなサポートとなります。不足が気になる方は青汁を積極的に飲んでみてはいかがでしょうか。

ビタミンE

ビタミンEは別名「若返りのビタミン」といわれ、強力な抗酸化作用のあるビタミンです。アンチエイジングには欠かせず、美容と健康の両方に作用します。生活習慣病やガンの予防、動脈硬化を防ぎ、更年期障害のリスクも下げる効果があります。
また、血行を促進して新陳代謝を高める効果があるのでダイエットに有効で、肌を若々しい状態に保ち肌トラブルを抑えることができます。美容のためにはビタミンCと同様に欠かせない栄養素です。
なお、ビタミンEはビタミンCと同時に摂取するとより効果的に働きますので、青汁を飲むことはビタミンEの効果を高めることにつながります。

ビタミンA

ビタミンAは粘膜の保護や目の機能を守るビタミンです。ビタミンAは天然保湿因子(NMF)を生成するので、肌の乾燥を防いでくれます。肌の乾燥は肌トラブルや老化に大きく影響しますので、ビタミンAの美容への役割は大きいといえます。また、ビタミンCやEと同様に抗酸化作用があるので、活性酸素を除去し老化防止や細胞エラーを修復します。

ビタミンB群

ビタミンB群はいくつもあり、それぞれが助け合いながら働く特性があります。ビタミンB群は脂肪や糖質などをエネルギーに変える働きがあります。身体に溜まりがちな脂肪や糖質の代謝を行うことでダイエットに効果があったり、身体に余分な皮脂を分泌させないことで薄毛やニキビ対策になったりします。
ビタミンB群はそれぞれ働きが違いますが、主に皮膚や粘膜の維持に関わっているビタミンです。不足すると肌荒れが起こったり口内炎になったり様々な問題を引き起こします。ビタミンB群はすべてが水溶性ビタミンで不足しがちな栄養素です。青汁でビタミンB群のすべてを補給はできませんが、青汁を飲むことで普段の食事で不足しがちなビタミンB群を補うことは可能です。

亜鉛

亜鉛の効果は様々あり、デトックス効果や精神安定、ホルモンバランスや味覚機能の正常化などがあります。美容に関していえば、ダイエットやアンチエイジング効果、抜け毛の予防などがあります
亜鉛は抗酸化作用があるミネラルで、身体が錆びつかないように守っています。また、ビタミンCと共にコラーゲンの合成に関与する栄養素なので、美肌・皮膚の再生効果があります。青汁を飲めば亜鉛とビタミンCが同時に摂れるので、肌に効果的です。
亜鉛が不足すると肌荒れやニキビなどの肌トラブルが起こりますので、美肌を目指すなら亜鉛の摂取は怠らないようにしましょう。

青汁を上手にアレンジすればもっとキレイになれる

青汁はメーカーの様々な工夫によって飲みやすくなってきました。抹茶を配合したり、甘味料や香料を入れたりすることで青汁本来の飲みにくさを減らしました。また、果物を加えた青汁も出てきて、以前と比べると断然飲みやすくなっています。子ども用の青汁もあるくらいで、人気の程度がよくわかります。しかし、工夫をしてもベースが青汁なのは変わらず、飲みにくいと感じる方もいらっしゃいます。飲みにくいけど美容のために青汁を試したい・続けたいという方に、美容に効果的なアレンジ方法を紹介します。

青汁オーレ

青汁を飲みにくいと感じるのは苦みや青臭さが原因です。水やお湯で割るだけではいくら青汁がメーカーの工夫で飲みやすくなったとはいえ野菜独特の味や風味は残ります。しかし、牛乳で割って飲むことでこれらを抑えることができます。青汁を牛乳で割ると野菜特有の臭みが抑えられる上、牛乳の甘さが加わっておいしく飲めるようになります。

食事中にお茶代わりに青汁を飲むこともできますが、食前に青汁を飲んでおくことで食物繊維の影響で満腹中枢が刺激されて食事の量が減ります。さらに牛乳は腹持ちが良いので青汁の食物繊維との相乗効果でダイエット効果を高めます。ダイエットをするなら青汁を牛乳で割るアレンジを試してみてください。
また、牛乳はカルシウムやたんぱく質、脂質などが豊富に含まれていて青汁とは違った特徴があります。青汁を牛乳と一緒に飲むことで、味がマイルドになるだけでなくより栄養価の高い優れた飲み物に変わります。

牛乳の他に豆乳もおススメです。豆乳には大豆イソフラボンが豊富に含まれています。イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと似た効果を持っていて、女性なら更年期障害の予防になりますし、男性なら薄毛対策になります。

青汁ラッシー

青汁ラッシーは便秘にお困りの方におススメの飲み方です。

材料:プレーンヨーグルト90ml、牛乳30ml、青汁1包3g、はちみつ5~10ml

作り方は簡単で、材料をまとめて入れてただかき混ぜるだけで完成です。はちみつは5~10mlと書きましたが、お好みで少なくしたり多くしたりして甘さを調節してください。

青汁ラッシーはヨーグルトの酸味と牛乳やはちみつの甘さを加えることによって、青汁が甘酸っぱいジュースに変わります。子どもでも飲みやすくなりますので、野菜嫌いの子どもと一緒に飲んでみてください。

青汁ラッシーはヨーグルトをベースに作る飲み物ですので、腸内環境を整える乳酸菌が豊富に含まれています。これに青汁の食物繊維が加われば乱れていた腸内環境は改善に向けて大きく動き出します。

果汁100%のジュースで溶かして飲む

青汁を牛乳やヨーグルトで飲むアレンジ方法を紹介しましたが、毎回屋内にいて準備できるとは限りませんし、牛乳は独特の臭いがするので仕事中のお昼は青汁を水で飲むしかないと思っていませんか。実は果汁100%のジュースで青汁を飲むのも、おススメの飲み方です。リンゴやオレンジ、パイナップルなどどんなジュースでもお好みのものでおいしく飲めます。リンゴなら甘味のある青汁に、柑橘系なら酸味のある青汁になりますので、その日の気分で飲み方を変えてみても飽きがこなくていいのではないでしょうか。果汁にはビタミンが豊富に含まれているので、美容の観点からも素晴らしい相性といえます。

ただし、注意があります。果汁100%のジュースと書きましたが、砂糖が入っているジュースはおススメできません。甘味が加わって飲みやすくなりますが、砂糖の糖質を摂取することでビタミンB群が大量に消費されます。ビタミンB群は糖質を代謝するために使われるビタミンですので、せっかく青汁でビタミンB群を摂取しても、砂糖を一緒に飲むことで美容への効果が低下します。