青汁でがん予防・生活習慣病予防

がんを青汁で予防できるとしたらどう思いますか。「青汁くらいでがん・生活習慣病が予防できたら苦労しないよ」と思われる方もいらっしゃると思いますが、青汁を飲むことでがんや生活習慣病予防が期待できます。青汁は健康の助けとなったり、美容に力を発揮したり、最近はダイエット目的で飲んでいる方もいらっしゃいますが、がんや生活習慣病が予防できます。

がん・生活習慣予防成分

がんも生活習慣病も生活習慣によって大きく発症リスクを減らすことができます。喫煙や飲酒・ストレスなどが原因になる場合がありますが、食生活も大きな原因の1つです。特に肉類や塩分の高い食事を続けていると、そのリスクは高まります。反対に、バランスのよい食事をしていれば発症リスクを下げられるといえます。そのサポートをしてくれるのが青汁です。どれくらい青汁に効果が期待できるのか、成分をもとに説明していきます。

食物繊維

青汁は熱を加えることなく生のまま擦りつぶして作られているので、野菜の繊維が残っています。この食物繊維が体内の有害物質を吸着したり、排便を促して体外へ排泄したりする働きをしてくれます。例えば、肝臓から出される胆汁酸。これは脂肪を多量に摂取すると多く分泌されますが、その一部がデオキシコール酸やリトコール酸という物質になってがんを発生させます。しかし、食物繊維はこの胆汁酸を排泄してくれます。また、悪玉コレステロール値を下げる効果も同時にありますので、生活習慣病である心筋梗塞などの病気の予防になります。

クロロフィル

クロロフィルは植物が光合成をするのに必要な成分で、人間には必要ありませんので排出されます。排出されるときに体内の老廃物やコレステロールを吸着して体外に排出してくれます。また、強力な抗酸化作用があり、活性酵素が引き起こす脂肪の損傷を防いでくれます。細胞は損傷するとすぐに回復する機能を持っていますが、蓄積していくとエラーを起こしてそれががんの原因になります。クロロフィルはそれを防いでくれる成分です。

SOD酵素

SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)酵素は元々体内に存在していて活性酸素を除去してくれています。しかし、その産出能力は加齢とともにどんどん低下していき、ついに追いつかなくなります。また、近年は環境汚染や排気ガスなどが原因で活性酸素が過剰に発生していて、このSOD酵素を外から摂取することが大切になってきました。このSOD酵素は補給が難しい成分で食事から摂取できるものは限られていますが、青汁の原材料である大麦若葉や明日葉には含まれています。青汁を飲めば、活性酸素を除去することができ、がんや生活習慣病の予防ができるといえます。

ビタミンC

ビタミンCは免疫力を高めたり、美容成分として美白作用をしたり健康にも美容にも必要な成分です。また、心身のストレスを緩和する作用も合わせ持ちますので、肉体的にも精神的にもサポートしてくれる大切な栄養素です。普段の食生活では、1日の野菜必要量の350gを摂ることが難しく、そのために熱に弱いビタミンCを食事で十分に摂ることも難しくなってきています。しかし青汁を飲むことでしっかりとビタミンCを摂取することができるようになります。

がんや生活習慣病予防に青汁が効果的

青汁には様々な栄養素がたくさん含まれています。昔と比べて食生活が肉中心になった現代社会ではどうしても食生活が乱れがちです。乱れたまま放っておくと、悪玉コレステロールが優勢になったり、活性酸素の量が増えたりして細胞の損傷が蓄積されていきます。そして気づいたときには、がんや生活習慣病を発症しています。肉中心の食生活に青汁を飲む習慣をつけるだけで大きく改善されます。喫煙やお酒を止めたり、生活に運動を取り入れたりすることももちろん大切ですが、簡単ながん・生活習慣病予防に青汁を取り入れてみてはいかがでしょうか。