青汁にきな粉?美味しい意外な組み合わせ

青汁にはダイエットができたり、便秘が解消できたりする効果があるので、近年健康志向の方の中で青汁はどんどん注目度が上がってきています。糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病にも効果が期待できることから、その勢いは若年層から高齢の方まで広範囲に及びます。
しかし、1点青汁には苦みや臭みがある飲みにくさがあるという問題があります。その飲みにくさを解決するために、きな粉を使う方が増えているので紹介いたします。

青汁ときな粉は相性がよい

飲みにくい青汁を飲みやすくするアレンジ方法はたくさんあります。ヨーグルトを使ったり砂糖を入れたりはちみつを加えたり、さらにはココアに入れる方もいらっしゃいます。
そのアレンジの中でもきな粉を加える方が増えています。
きな粉を入れることによって、大豆を炒ったときの芳ばしい香りが加わって飲みやすくできるからです。きな粉はお菓子にも使われるくらい口当たりのよい食べ物ですので、青汁の飲みにくさを消すのに最適の材料です。きな粉なら自分で量を調整できるので、自分が飲みやすい味になるように調整できます。青汁を飲んでみたいけど、臭いが気になるという方はきな粉を混ぜて青汁を飲んでみてください。

青汁ときな粉でさらに栄養価をアップできる

青汁はそれだけでもビタミン群やミネラル、食物繊維が豊富に含まれていて十分に栄養価が高く健康志向の方には魅力的な飲み物です。そこにきな粉を足すとさらに栄養価をアップさせることができます。きな粉にはビタミンB2やビタミンB6、ナイアシン、葉酸といったビタミン群、ナトリウムやカルシウム、リン、鉄、亜鉛などのミネラルが含まれているため、これらの栄養素を青汁に加えて摂取できます。さらに、きな粉には青汁にはないたんぱく質や大豆イソフラボンも含まれているため、栄養素の観点からも相性がよい飲み合わせ材料といえます。

きな粉には女性に嬉しい栄養素が豊富

青汁の高い栄養価を補強して、かつたんぱく質が摂れるきな粉ですが、一番魅力的なのは大豆イソフラボンが摂取できる点ではないでしょうか。特に、きな粉に含まれている大豆イソフラボンの量は他の大豆製品と比べても多い部類に含まれます。大豆イソフラボンには「エストロゲン」という女性ホルモンと似た働きがありますので、胸が膨らむ効果がありますし、更年期の女性の場合は更年期障害が予防できるなど女性の悩みを解消してくれます。他にも抗酸化作用があるビタミンEやポリフェノールが豊富で美容への効果が期待できます。

きな粉の摂り過ぎには注意

きな粉は女性にとってありがたい栄養素が豊富に含まれていますが、一方で男性の場合は逆効果となることがあるので注意が必要です。大豆イソフラボンを過剰摂取すると男性ホルモンが抑制されて性機能が衰えるなどの弊害が起こります。
大豆イソフラボンの1日の摂取上限は75mgです。きな粉大さじ8杯ほどで約77mgの大豆イソフラボンが摂れると言われています。
きな粉を加えると飲みにくかった青汁が香り豊かになりおいしく飲めるようになりますが、普段からお豆腐やお味噌などの大豆製品をよく食べる方はきな粉の量には注意をして青汁を飲むようにしてください。