粉末タイプの青汁の特徴

近年は様々な種類の青汁が作られています。粉末や錠剤、ジュレ、液体、冷凍など人気と共に種類もどんどん開発されて増えています。それぞれにメリットやデメリットがありますが、今一番ポピュラーな青汁は粉末タイプのものです。ドラッグストアに行ってもネットで青汁を探してみても多いのはやはり粉末タイプです。粉末タイプの青汁はなぜ人気があるのでしょうか?この記事では粉末タイプの青汁の魅力や特徴を説明していきます。

粉末タイプの青汁とは

粉末タイプの青汁は野菜を乾燥させて細かく粉末化して作ったものです。その種類は大きく分けて2つあり、顆粒タイプとフリーズドライタイプに分かれます。以前は加熱処理する顆粒タイプのものが多かったですが、近年は低温で乾燥させるフリーズドライタイプが増えています。その理由として、青汁は野菜の栄養を補給する目的で飲む方が多いですが、加熱処理をすると熱に弱いビタミンや酵素などの栄養素が失われてしまうからです。しかし、フリーズドライタイプは製造過程で加熱をしないので、栄養価をたくさん残して製品化できます。
少しでも野菜本来の栄養素を残したままで商品化するために各メーカーは製法を研究して作っています。その中でフリーズドライタイプは誕生しました。
粉末タイプの中でも製法によっても種類が様々ありますが、味にクセや苦みがあって飲みにくい青汁を抹茶や緑茶などを加えて飲みやすくした青汁もあります。形状のタイプによっては味に工夫することが難しく飲みにくい青汁もありますが、粉末タイプは工夫がしやすいのが特徴といえます。また、多くのメーカーは1杯当たり粉末3gですが、この中に野菜約40~100g相当が含まれているので、野菜不足の解消が簡単にできます。

粉末タイプは利便性が高く、計画的に飲める

保存がしやすい

青汁を選ぶ際に飲みやすさや栄養価が重要なポイントの方は多いと思います。しかし、利便性の高さも粉末タイプが選ばれている理由の1つです。特に保存の容易さは大切で、大きくて場所を取ったり、保存する温度に気を使ったり手間がかかると敬遠する方もいるのではないでしょうか。飲みたいときにすぐに飲めて保存場所に困らない粉末タイプは、忙しい方や保存場所に困る方でも、誰でもストレスフリーで飲めるのが特徴です。

飲む場所を選ばない

青汁を朝食の前に飲みたいと考えている方もいれば、仕事中に飲みたいと考えている方など人によって違うと思います。粉末タイプのメリットはどこでも飲みたいときに飲める点です。個包装のスティックタイプのものがあるので、朝忙しくて家で飲む時間がなくてもペットボトルに水を入れておけば、青汁の粉末をサッと溶かして飲むことができます。仕事中でも同様にコップに粉末を溶かせばその場で飲むことができます。また、出先で飲むためにスティックタイプの青汁を持ち運んでいても、そのままかばんやポケットに入れておけば小さいので何のストレスにもなりません。

賞味期限が長い

青汁は健康「食品」ですので賞味期限があります。しかし、粉末タイプは粉末化して乾燥しているので賞味期限が長いのがメリットです。ジュレタイプは短いもので2・3ヶ月しか持ちません。ここまで短いと自分のペースで消費できない方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、粉末タイプは短くても1年くらいは賞味期限があるので、自分の好きなペースで青汁を飲むことができます。
また、粉末タイプは個包装のものと大袋のものの2つありますが、個包装の粉末タイプはさらに長持ちさせられます。大袋は開封すると賞味期限に関係なくできるだけすぐに飲まなければなりませんが、個包装であれば鮮度が落ちる心配はありません。ずっと長い間置いておくこともできます。

粉末タイプはアレンジも豊富

粉末タイプの青汁の基本は水に溶かして飲む方法です。しかし、水以外でも牛乳や豆乳、ココアに混ぜて飲むことができますし、ジュースに加えて飲むことだってできます。加え方も自由で、ミルクの味を強くしたいのならミルクの量を増やせば良いですし、青汁の味を強くしたいなら粉末の量を増やせば簡単に味をコントロールできます。ジェルや液体でも味の調整をできなくはないですが、ここまでの自由度はありません。
粉末タイプの青汁のアレンジは飲み物だけでなく、食べ物に混ぜて使うこともできます。例えば、完成したカレーやシチューに混ぜてみることができますし、ホットケーキやクッキーを作るときに一緒に混ぜて焼いてみるアレンジも可能です。青汁を使った料理のレシピがこちらでいくつか紹介されていますが、この他にもアレンジの方法はいくらでもあるので、料理の幅を広げる調味料として使ってみてはいかがでしょうか。

粉末ゆえの難点も

ここまでは粉末タイプの青汁のメリットを説明してきましたが、デメリットもあります。それは水で溶かすとダマになりやすく、キレイに混ざりにくいことです。牛乳など少しとろみのあるものに加えるとさらに溶けにくくなります。コップでキレイに飲もうとしても簡単ではありません。お湯を使う手もありますが、お湯を使うと熱に弱い栄養素が壊れてしまうのでおススメできません。スプーンでかき混ぜてもすぐに底に沈殿して上手に飲むのに苦労します。
栄養素を壊さず上手に飲む方法の1つはシェーカーを使って振って混ぜることです。この方法にはペットボトルでも代用できますので、シェーカーをお持ちでない方はペットボトルを使って混ぜてください。

青汁の入り口に粉末タイプは最適

粉末タイプの青汁の利便性やアレンジのしやすさなどを説明しましたが、ここまでの融通は他の形態の青汁では利きません。青汁を飲んだことのない方は青汁のクセや苦みに抵抗を覚える方が少なくありません。しかし、粉末なら慣れるまで飲む期間を長めに計画することができますし、飲む方法もたくさんあります。自分に合った青汁の飲み方を探すなら粉末タイプが最適です。今から青汁を飲んでみようと考えている方は是非、粉末の青汁を試してみてはいかがでしょうか。