もう青汁はマズくない!おいしい青汁だから続けられる

「野菜不足は気になるけど、マズイ青汁はちょっと…」「健康のために食生活を改めないといけないけど、青汁はおいしくないから続けられなさそう」と青汁を誤解していませんか?青汁はマズイ飲み物というイメージが定着して長いですが、実は青汁をおいしくするためにメーカーはずっと工夫を続けています。今青汁は子どもから年配の方まで、男性、女性問わず誰でもおいしく飲めるものに変わりました。商品によっては飲みたいと思えるものも出ています。この記事ではどうして「マズイ」青汁が「おいしく」なったのかを説明します。

青汁の味の改善が劇的に進歩

原料が増えて飲みやすくなった

青汁がマズイ飲み物というイメージを作ったのは青汁三大原料のケールです。ケールは野菜の王様といわれるほど栄養価が高く、栄養補給を目的とする青汁にとっては最適な原料でした。ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富で、青汁を飲めば健康の維持だけでなく、美容やダイエットにも効果があります。身体のことを思えば飲みたい飲み物でしたが、野菜独特の苦みや青臭さが強く大人でも心構えが必要なほどマズイ味でした。

そんな青汁ですが、ケールと同様に栄養価が高い原料が登場して飲みやすくなりました。大麦若葉や明日葉、桑の葉といった原料はケールほど味にクセがなく、風味も青臭さが抑えられていることから青汁の原料として選ばれるようになりました。また、原料も品種にこだわって甘さを感じるものやクセの少ないものなどに改良され、少しでも飲みやすくなるように研究されています。

青汁を飲む目的は野菜不足の解消であり、健康や美容の維持でもありますので、栄養価が高くなければいけません。しかし、飲み続けられるものでなくてもいけません。これをメーカーの工夫によって実現しました。 味が良く安全性の高い青汁の選び方はこちらをご覧ください。

ご飯と一緒にお茶感覚で飲める青汁も

青汁を飲みやすくする工夫の1つに抹茶や煎茶を混ぜて、風味をさわやかなお茶にしている青汁があります。原料選びや改良で味を改善しつつ、お茶を混ぜることでさらにおいしく飲めるようにしています。青汁をマズイと思わせる原因に味と共にニオイがあります。このニオイ対策として、お茶に含まれるカテキンの消臭効果で青臭さを抑え、お茶の風味を加えることでお茶のような感覚で飲めるような青汁もあります。

青汁は飲むタイミングによって効果が違いますので、飲みたいタイミングは人それぞれです。例えば、栄養補給がスムーズになる朝起きてすぐに飲みたい方、寝る前にリラックス効果を得るために飲みたい方、食前・食中お茶の代わりに青汁を飲みたい方、いろんな方がいます。日本人になじみの深いお茶を青汁に混ぜて味や風味をお茶に近づけることで、青汁が誰でもいつでも飲めるように変わりました。

フルーツや黒糖の味の青汁も出てきました

野菜不足の深刻さは大人に限ったことではありません。むしろ野菜嫌いの子どもの方が深刻です。そんな野菜を食べたがらない子どもでも受け入れられる青汁も出てきています。原料にフルーツや黒糖を使うことで、青汁というよりもジュースやデザートのようなものに仕上がっています。

青汁は1日飲んだだけでは意味がありません。少なくても1ヶ月は飲み続けないと期待している効果が出ません。フルーツや黒糖味の青汁は青汁を気軽に始めたい方におススメのタイプです。また、子ども用の青汁も出ていて、味はバナナ味で子どもが好む味にしつつ、子どもの健康を意識して添加物や保存料を一切使用していない工夫がされています。

マズイ青汁もまだまだありますが…

冷凍タイプや生搾りのマズイ青汁は野菜の味や風味をそのまま残した飲みにくい青汁ですが、市場に淘汰されずずっと残っています。実は青汁の中でも冷凍タイプや生搾りの青汁は野菜の栄養をそのまま摂れるので、他の青汁と比べると栄養価が抜群に高くなります。健康志向の強い方は飲みやすい青汁よりも栄養面を意識して「マズイ」青汁を飲む傾向があります。
青汁を飲みやすくするには、添加物を入れたり、糖分を加えたりしていることが多々あります。青汁を習慣にするためにおいしい青汁を飲むのも良いですが、健康を意識して青汁を飲む方は、飲みやすい青汁で慣れてきたら栄養価の高い青汁を飲んでみてはいかがでしょうか。

のど越し

粉末の細かさ

おいしい青汁の条件は味にコクがあって風味がさわやか、と味とニオイが注目されています。しかし、「おいしい」という評価にはのど越しも影響しています。味や風味が良くてものど越しがイマイチならほとんどの青汁は評価されません。そこでメーカーはのど越しを良くするために設備に投資をしたりして競い合っています。粉末の青汁は粉末が細かければ細かいほどのど越しがスムーズでおいしく飲むことができます。一目見ただけではその違いはわかりませんが、粉の細かい青汁の方が水を入れたときに溶けやすく、飲み終わりもコップの底に粉が残りません。
パッケージだけでは粉末の大きさはわかりませんが、サンプルなどで青汁を飲む際はのど越しも確認してみてください。

デキストリンの有無

粉末の青汁の場合はダマができずにかき混ぜられるかがのど越しの良し悪しを決めるポイントです。かき混ぜても上手に拡散されずダマになると味が均等にならない上に、ダマを飲むとのど越しが悪く青汁をおいしく感じられなくなります。ダマをなくす方法はシェーカーを使ったり、お湯を少しだけ入れて混ぜたりいくつもありますが、ダマを作らずに飲む簡単な方法があります。それはパッケージを見て、原材料に「デキストリン」が入っているかどうかを確認するだけです。
デキストリンが配合されていると粉末がダマを作らずにキレイに溶けるようになります。デキストリンは添加物のような名前ですが、トウモロコシやジャガイモから抽出されるデンプンです。添加物ではなく天然の原料ですので、安心して飲むことができます。

ちなみに、のど越しの良い形状はデキストリン入りの粉末・顆粒・冷凍の3種類で、フリーズドライタイプは冷凍した原料を粉末化しているもので、のどに少し引っかかる感覚を覚える方がいます。

アレンジ次第でデザートにもなる青汁

青汁はメーカー側の工夫によってどんどん飲みやすく、そしておいしくなっています。しかし、独特の苦みやニオイが完全に消えたわけではなく、気になるという方もいらっしゃいますので、さらに青汁を飲むためのアレンジをいくつか紹介します。

牛乳と合わせる

青汁と合わせる乳製品の代表は牛乳です。牛乳に青汁を混ぜると牛乳の甘味により青汁の苦みがなくなり、飲みやすくなります。色合いも緑色から黄緑色の抹茶ミルクを思わせる色に変わります。ガラスのコップに入れると見た目がキレイで青汁が気にならなくなります。なお、牛乳と青汁は栄養面の相性が良く、たんぱく質やカルシウムが豊富に含まれているので、朝の1杯として飲めば1日の元気を保つのに効果的です。
ちなみに、青汁+牛乳+ヨーグルトで青汁ラッシーとなります。はちみつを入れれば甘酸っぱいラッシーが完成です。便秘がちの方におススメです。

フルーツジュースに青汁を入れる

フルーツジュースはどんな味でも構いません。リンゴやオレンジ、バナナなど自分の好きなフルーツジュースに青汁を入れるだけでおいしく飲むことができます。フルーツを入れると味が一気に引き立ちますので、飲みやすくなります。その日の気分で、さわやかな青汁が飲みたければ柑橘系のジュースを、まったり濃厚な味にしたければマンゴーやバナナなど南国系のジュースを選べば思い通りの味にできます。

ホットケーキに青汁も相性良し

青汁デザートは普段作るホットケーキミックスに青汁をプラスして焼くだけで完成です。ホットケーキが苦く青臭くならないか心配されるかと思いますが、気になりません。抹茶入りのホットケーキのような色と風味が加わりますし、新鮮さがあって子どもも喜んで食べてくれます。普段のおやつで野菜を補給できるので野菜不足の方にはおススメです。
ホットケーキ以外でもクッキーやパン、ゼリー、羊羹など意外と何にでも青汁は合います。自分の好きなデザートに青汁、いかがでしょうか。