授乳中に青汁を飲むのは平気?

授乳中、薬はもちろんサプリメントでも摂取を控えるように書かれているものがありますので、青汁も同様に控えなければならないと考えていませんか?授乳期は妊娠中と同じく母親が口にしたものが身体に吸収されて母乳となります。子どもはその母乳を飲んで栄養を摂って成長していきます。子どもへの影響を恐れるあまり過剰に敏感になる方がいらっしゃいますが、果たして青汁は控える必要があるのでしょうか?この記事では授乳中の青汁の影響と効果を説明していきます。

授乳中に青汁を飲んでも母乳に影響はなし

青汁とは緑黄色野菜を搾ったエキスですので、普段食事で野菜を食べるのと大きく変わりはありません。授乳中に青汁を飲むことで母乳の味が変わるわけでも健康に悪影響も与えるわけでもないので問題はありません。苦い青汁を飲んでいると母乳も苦くなると勘違いされている方がいらっしゃいますが、母乳は血液から作られているので味に影響は与えることはなく心配はいりません。

健康を維持するために積極的に飲むべし

授乳中は様々な健康被害のリスクが高くなります。 例えば、便秘や肌荒れ、ストレスから気持ちが塞がるなど人によって様々な症状が出ます。青汁はそのような問題に有効な成分をいくつも豊富に含んでいるので、積極的に摂ることをおススメします。

食物繊維

青汁といえば食物繊維というくらい食物繊維が豊富です。食物繊維は腸内環境を整えてくれる作用があるので便秘に効果的で、便秘になりやすい授乳中の健康を支えてくれます。さらに腸内環境を良くすれば栄養の吸収率が上がり、子どもに栄養価の高い母乳を与えることができます。また、食物繊維は消化器内で膨張する性質があるので、余計なカロリーを摂取して産後の肥満になることを防げます。

ちなみに授乳中の便秘は授乳によって大量の水分が失われることも原因なので、便秘の予防には水分補給も欠かせません。

ビタミン・ミネラル

青汁は生の野菜の栄養素をそのまま補給できる飲み物ですので、ビタミンやミネラルを豊富に補給できます。その中には普段から不足しがちな栄養素も含まれています。授乳期は普段より栄養を摂る必要がありますので、青汁を飲むことで母乳の栄養面だけでなく自分自身の健康管理にも気を付けることができます。
例えば、ビタミンB群が不足すると食用不振に陥ったりイライラしたり、疲れやすくなりますが、青汁で豊富なビタミンB群を摂取しておくとこれらの症状を予防することができます。また、ビタミンB群はエネルギーを代謝するのに欠かせず、生命活動を支えるのに必要な栄養素ですので、不足すると疲れが出て、忙しい子育てで倒れる危険性も出てきます。
ビタミンCが不足してもニキビなどの肌荒れになりますし、何よりも抵抗力が低下して身体を壊します。他にストレスを緩和する作用があるので、子育てなどのハードな生活に耐えるのに必要です
ミネラル不足も見逃すことはできず、マグネシウムや亜鉛が不足すると落ち着きがなくなったりうつ症状が出たり精神面に悪影響を与えます。

普段の生活の中でも青汁の健康や美容への効果は高く、健やかな生活を維持するのに大切な健康食品です。妊娠中や授乳中の栄養を普段以上に必要とする時期は、青汁を飲めば健康管理がしやすくなりますので、積極的に飲んでみるのはいかがでしょうか。

母乳に必要な葉酸や鉄分も摂取できる

妊娠中は葉酸をサプリメントなどで積極的に摂っていても、出産すると止めてしまう方がいらっしゃいます。しかし、葉酸はお腹の中にいる間だけでなく、生まれてきた後も幼児の成長のためには普段以上に摂取することが必要な栄養素です。普段の食事の中で推奨されている340ugもの葉酸を摂るのは難しいですが、青汁を普段の食事にプラスして飲めば健康管理をしつつ、子どもの成長に欠かせない葉酸が上手に摂取できます。
葉酸と同じく不足がちになる鉄分も青汁なら効率よく摂取することができます。母乳は血液からできているので鉄分は欠かせません。鉄分は体内に補給をしてもそのうちの1割程度しか吸収されないほど摂取するのが難しい栄養素です。しかし、青汁には鉄分の吸収率を上げるビタミンCが豊富に含まれているので、鉄分を吸収するのにピッタリです。

青汁を飲むときの注意点

高栄養なので授乳中の健康や美容、精神面にも有効な青汁ですが、飲む際に注意しなければならない点がありますので、紹介します。

1日の目安を守る

青汁は薬ではありませんが1日の飲む目安がありますので、パッケージを見て守る必要があります。青汁は栄養価が高いために飲みすぎると栄養の過剰摂取になり副作用が起きることがあります。例えば食物繊維を摂りすぎると、腸の動きが活発になりすぎて下痢になることがあります。
また、飲みやすくするために抹茶や緑茶が入っている青汁ですと、カフェインの摂り過ぎが懸念されます。カフェインを過剰摂取して母乳を与えると興奮しやすくなって睡眠のリズムが乱れたり、不機嫌になったりしやすいです。青汁に含まれているカフェインは微量ではありますが、普段からコーヒーや紅茶などを何倍も飲んでいる方がさらに青汁で過剰摂取することにならないように注意しましょう。

安全な青汁を見極める

今は青汁をドラッグストアなどで安価に購入することができます。しかし、安い青汁は原材料が外国産であるなど安全性が低い商品である場合があります。外国の野菜には残留農薬が多量に残っていたり、日本では使用が認められていない農薬が使われていたりするリスクがあります。また、保存料や着色料などの添加物が使われている青汁もあります。安全でないわけではありませんが、授乳中は摂取したものが子どもにも影響を与えます。自分で納得をしてから購入する必要がありますので、パッケージを見たり、メーカーに問い合わせてみたりするなど、安いからという理由だけで購入せずしっかりと安全性を確認してから飲むようにしてください。